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【THE LAST PIECE ep.03】の記事はこちらから↓🔗
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3次審査、全チームパフォーマンスが終了!
遂に次の審査への通過者が発表される。
30名のうち、約半分が脱落する3次審査。しかし、「もうちょっと(次の合宿に)連れていきたいな」というSKY-HIの想いの元、4次審査への進出者は20名となった。
通過者を発表する前にSKY-HIは「とにかく全員誠実に音楽に向き合ってくれて、向かい合ってくれたことはビシビシ伝わってきたのでどうかこれが終わった後も、この5日間やり抜いたことを誇りに できたら宝物にして ここから先に音楽人生も進んでいって欲しいなと思います。」と30名に向けてエールを送った。

様々な葛藤を抱えながらも、仲間と支え合い、本番まで走り抜けたCome againチーム。努力の末、次のステージへと駒を進めたのはKEI、HAL、RUI、RYOTOの4人だった。
惜しくも通過とはならなかったREOに対し、SKY-HIはその理由を丁寧に語った。
「ひとつのことに集中すると、どうしても周囲が見えにくくなるのがもったいない。だけど、自分を俯瞰で見られる感覚は、これから必ず育っていくと思う。現時点では、その力が育つまでにデビューには間に合わないと判断しました」
真剣なまなざしで、REOにエールを送りつつも今回の区切りを告げた。
BMSGのオーディションが特別である理由の一つに、こうした「結果の“伝え方”」がある。通過した者、惜しくも選ばれなかった者、すべての参加者に誠実に向き合い、それぞれに必要な言葉を届ける。SKY-HIのメッセージは、決して誰かを否定するものではなく、“次への希望”として響いていた。
RYOTOには、「まだ少年らしさが残っていて、少し早いのではとも思った」としつつも、本番までの急成長ぶりに驚きを隠さず、「あと1ヶ月あったら、どれほど化けるのか」と期待を込めて次のステージへ送り出した。

Fantasistaチームは、本番直前まで課題とされていた“チームとしての距離”を見事に克服し、一体感のあるパフォーマンスを披露。ステージでは、間違いなく“ひとつのチーム”としての姿を見せた。そんな中、次のステージへ進む通過者として名前を呼ばれたのは、ADAM、RAIKI、GOICHIの3人だった。
惜しくも脱落となったTAISEIは、最後に「みんな僕より年上で、大好きなお兄ちゃんみたいな存在でした。またどこかで会えたら」と感謝の言葉を述べ、涙をこらえながらその場にいる全員に丁寧に頭を下げた。その真っ直ぐな姿に、胸を打たれた視聴者も多かったに違いない。
また、RYOMAにはSKY-HIからこんな言葉が送られた。
「ステージに立った時、人に“見せる力”がとても高い。Fantasistaのような楽曲でも、あなたの存在がスパイスになっていた。ただ、そのまま進むと“スパイス要因”で終わってしまう気がしていて。あなたの能力とカリスマ性があれば、グループの“背骨”になれるはず。そのためには、心と体をじっくり育てる時間が必要なんじゃないかと。急いで夜に出すより、しっかり育ったあなたを世に送り出したいと僕は思っています」
才能を認めた上で、今はまだそのタイミングではないと伝えるその言葉に、RYOMAへの期待と誠実なまなざしが込められていた。

Superstarチームは“音楽そのものを届けた”という評価を受け、KANON、KAIRI、YUの3名が審査を通過した。
TOMOSHIとRAITOは、ダンスやボーカルの経験がない中で挑戦したが、今回は惜しくも脱落。だが、視聴者からは「BMSGは、落ちてからが本当のスタート」「過去に3次審査で脱落したが、いま活躍しているBMSGのアーティストもいる」といった声もあり、2人へのエールが広がっている。
また、YUには「正直、合宿に連れてくるか最後まで悩んだ」としながらも、「今は吸収力が高く、合宿に連れてきてどうなるのか見たいと思った。次の審査も見させてほしい」と期待が寄せられた。

“声”という表現に正面から取り組んだ音色チームでは、AOI、TAICHI、RENの3名が通過となった。
審査では、BMSGらしく長期的な視点でのフィードバックが印象的だった。
KEISHINには「現段階でこれ以上進めるのは得策ではない」としながらも、「新しい夢を見せてくれると信じている」と今後への期待が寄せられた。KANに対しても「作る側とやる側の夢が重なるタイミングを待つべき」と、成長のための猶予が語られた。
合格者へのコメントもそれぞれに深い意味を含んでいた。
TAICHIについては、「天然と計算のバランスに優れ、想像力を掻き立てる魅力がある」とパフォーマンス力を高く評価。
RENには、「自分の中の正解を、自分自身で見つけていくことが大切な段階に来ている」と伝え、次の審査に向けた指針を示した。

Just Like Datチームからは、COTA、KEI、SHO、ISANAの4名が次のステージへと駒を進めた。
一方、マレーシア在住でこのオーディションのために来日したA.Jは、惜しくも今回で旅を終えることに。「アーティストとしての底知れぬポテンシャルはまだ見えきっていない。もっと見ていたい気持ちは強くあるけれど、現段階ではスキル面の磨きがまだ必要。デビューに追いつくには、もう一歩というのが正直なところ」とコメントが寄せられた。
COTAには、「今のCOTAに必要なのは、ステージ上で一番“バカになれる”力。本番でそれが垣間見えたのが本当に良かった。次も期待してる。あえて言うけど、考えすぎるなよ」と、彼の内にある真面目さを解きほぐすような言葉がかけられた。
そして、「自分に足りないPIECEは“自信”」だと語っていたISANAに対しては、「努力の積み重ねで今のスタイルを掴んできたんだと感じた。それだけのパフォーマンスができるなら、声一本で黙らせてほしい。次の審査、楽しみにしています」と、これまでの歩みを肯定しつつ、さらなる飛躍を願うメッセージが送られた。

「5人全員での通過を目指していた」と語っていたTAIKIだったが、その願いは惜しくも届かなかった。Move Onチームからは、YUTA、KANTA、TAIKIの3名が次のステージへ進むこととなった
惜しくも今回の審査を通過できなかったSOLAとEITAには、「底知れないポテンシャルにワクワクさせられたが、デビューにはもう少し時間が必要」とコメント。2人に共通していたのは、歌いながら踊るという経験がほとんどなかった点だった。
同様に、歌唱経験が浅いKANTAについては、「次の審査もお願いしたい」としながら、「できれば“これが俺だ”という姿を見せてほしい」と、成長への期待が込められたメッセージが寄せられた。
そしてTAIKIには、「現時点で文句のつけようがないパフォーマンスだった」「プロフェッショナリズムを感じた」と高い評価が与えられた一方で、「この環境に慣れず、命を燃やすようなパフォーマンスをしてほしい」「この時代、この世代を背負うつもりで臨んでほしい」「世界で一番やばいのは日本の10代だと、あなたが証明してほしい」といった強い言葉が投げかけられた。
これに対し、TAIKIは「はい、わかりました」と力強く一言で応えた。言葉数は少なくとも、その姿勢は明確だった。

6月27日20時から本編の配信を開始。以降、全13話が毎週金曜日に配信される予定である。また、TBS『THE TIME』の”THE LAST PIECE”コーナーにてオーディションの最新情報を毎週金曜日に放送中。
【THE LAST PIECE 本編】Ep.04 / Still Dreaming