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鉄仮面をトレードマークとする奇才ラッパー・MFドゥームと、ロサンゼルスが誇る職人ビートメイカー、マッドリブによる伝説的ユニット、マッドヴィラン。その唯一のアルバムにして、2000年代ヒップホップの金字塔とも称される『Madvillainy』(2004年)について、日本初となる考察・研究書が刊行される。
『Madvillainy』は、米大手音楽メディア「ピッチフォーク」が今年9月に発表した〈オールタイム・ベスト・ラップ・アルバム100〉で堂々の第10位にランクインするなど、カルト的人気を誇る名盤だ。
((参考:https://pitchfork.com/features/lists-and-guides/best-rap-albums-all-time/))
本書では、ピーナッツ・バター・ウルフをはじめ当時を知る関係者への取材や史料をもとに、伝説のアルバムの真実に迫る。
また、複数のオルターエゴ(別人格)が登場する難解な歌詞や、古今東西のサンプリング音源が網の目のように編まれたビートの構造も詳細に読み解かれる。さらに日本語版には特別コンテンツとして、ビートメイカーであり本書訳者の吉田雅史による図表5点と2万字を超える解説、そしてMFドゥーム編・マッドリブ編に分けた重要アルバム20枚を網羅するディスクガイドが収録されている。
《書誌情報》
『マッドヴィランの嘘と真実 MFドゥームとマッドリブのアンダーグラウンド・ヒップホップ伝説』
著者:ウィル・ヘイグル
訳者:吉田雅史+梶本麻須久
判型:四六判・並製・280ページ
予価:本体2,400円+税
ISBN:978-4-86647-226-3
発売日:2025年12月16日(火)
発売元:株式会社ディスクユニオン
発行元:DU BOOKS
商品紹介ページ:https://diskunion.net/dubooks/ct/detail/DUBK366
《著者略歴》
ウィル・ヘイグル
米イリノイ州シャンペーン出身、カリフォルニア州ロサンゼルス在住の作家。ローリング・ストーン誌、コンプレックス誌、パッション・オブ・ワイス、ザ・リンガーなどに寄稿するほか、フィクション作品がアクロス・ザ・マージンやフラッシュ・フィクション・マガジンに掲載されている。
《訳者略歴》
吉田雅史
1975年生まれ。批評家、ビートメイカー、MC。ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾第1期総代。著書に『アンビバレント・ヒップホップ』(2025年)、『ラップは何を映しているのか』(2017年、大和田俊之、磯部涼との共著)、『最後の音楽:|| ヒップホップ対話篇』(2024年、荘子itとの共著)、訳書にジョーダン・ファーガソン『J・ディラと《ドーナツ》のビート革命』(2018年)。ヒップホップ・コレクティヴ「口頭遊民ダコタ」主宰。ビートメイカーとしてMeiso『轆轤』(2017年)プロデュース、OMSBのEP『HEAVEN』(2021年)、『喜哀』(2023年)へ参加など。
梶本麻須久
神出鬼没の覆面翻訳家。