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【movement】AI「DON’T STOP A.I」(2007年12月号)

みんなも私も”止まらないように”行きたいですね

みなさん、お待たせしました!我らがAI、1年3ヶ月ぶりとなりオリジナルアルバム「DON’T STOP A.I」を完成させて再登場!新たな音楽の可能性と彼女自身の可能性を更に深く感じさせてくれる傑作が誕生。これまで常にシーンを走ってきたAIが掲げたタイトル通り、止まることなく突っ走り続ける彼女のアルバムに対する思いをたっぷり!!語ってもらった。

interview&text YU KONISHO

ーニューアルバムが遂に完成しましたね!まず率直に、感想を聞かせてください。

もう最っ高です!最後にレコーディングして終わっ たのが「IT’S SHOW TIME!!!]という曲なんですけど、最後はノリノリで歌いましたね。

ータイトルの「DON’ T STOP AI」に込められた意味は?

「止まらない」って、自分に言い聞かせている意味もあるし、疲れる時だったり、「もうダメだ」って諦めそうになったりする時もあるけど、自分の夢だったり目標だったり、何かを期待してくれている人がいたり、そういうのがあるうちはまだまだ「DON’T STOP」な感じで行きたいなっていうのがあって、 このタイトルをつけました。

ー制作において大変だったことなどはありますか?

いっぱいありましたねぇ。(笑)歌詞はいつも悩むし。だけどまぁ、今となってはもう忘れかけてます けどね。今回はタイトルが「DON’T STOP A.I」だからそういう感じを出したくて、アップテンポな曲を最後の方に入れたりしました。けっこうアルバムを作っていると、最初はアップテンボが多いんだけど、だんだんス口ーになっていくんですよね。それで結局真ん中あたりがス口ーばかりになっちゃって、「ヤバイ、このままじゃス口ーだらけのアルバムになっちゃう!」って思って。だから今回はすごく意識して、なるへくアップテンポを入れるようにしましたね。前作もアップテンポはあったけど、 ちょっとマイナーな感じの曲が多かったんで。でも今回はハッチャケた感じというか、おちゃらけた感じの、楽しい曲を作りたいなっていうのがあって。去年よりは明るい感じのアルバムになったと思いますね。

ー前作「What’ s goin’ on A.I」から1年3ケ月ぶりのオリジナルアルバムとなるわけですが、具体的にはどう変化しましたか?

「What’s goin’ on Al.」は地球をジャケットに写 してたり、ニュースを観て感じる事だったり、自分が思う「こういう事がこうなればいいのになぁ」っていうような事だったりしたんですけど、今回のは自分の気分を上げ下げするような曲だったりとか、 身近に起きている事に対しての思いだったり・・・。 去年ほど大きなテーマではなく、もうちょっと小さくして、もっと一人一人に輪を広げるというか。前作では、1曲につき全ての人が共感して聴ける曲、みたいな感じだったんですけど、今回は「私は今ラブラブだからこの曲」とか、「私は別れたばかりで悲しいからこの曲」、「私は踊りたいからこの曲」 っていうように、聴く人それぞれのその時の気分によって好きな曲を聴いてもらえればいいと思いますね。

今作ではT.kuraさん以外のプロデューサー陣が一新されているみたいですが、これは新境地開拓というような、新たな試みとして意識され た事なんですか?

それはあんまり考えてなかったですね。いつも色んな曲がバサッと来て、それを聴くんですよ。その中でも飛び抜けて気になるものがあるんですよね。自分のその時の感情だったりとか、その時、 身の周りで流れてる曲だったりとか、「こういうのを 作りたい」というイメージとか、そういう事を含めて「これヤバイ!」みたいな曲を選びますね。でも今回確かに違うのがガールズフィーチャリング曲の 「BUTTERFLY」っていう曲があって、フィーチャリングがアンナちゃん(土屋アンナ)とANTY(ANTY the紅乃壱)とPUSHIMなんですけど、それに関し ては発注しましたね。発注しないと多分どこの誰も作ってくれないと思うんで。(笑)1曲の中でレゲェがあって、口ックがあって、ラップがあって、R&B があって・・・そんな4つが揃っていて、しかもそれをゴッチャにするんじゃなくて、それぞれのパートが あるっていうのはなかなか無いと思って。そういうものを誰が作れるかなあって思ったら、やっばり THE COMPANYに頼もうって事になって。それで お願いしたんですけど、多分作るの大変だったんじゃないかなぁと思いますね。(笑)

ーではAlさんの中で特に思い入れのある、お気に入りの曲はありますか?

全部それぞれありますよ。「DoN’T STOP A.I」は 最初にトラックを聴いた時に、あのフレーズがどこかで聴いたことのあるフレーズで、DEEP PURPLEのすごい有名な曲なんですけど。それを聴いて「このトラックはヤバイね、作ったのは誰ですか?」って確かめたら、T. Kuaさんだったんですよね。とにかくこの曲は自分が歌うにしても歌わないにしても取っておきたいって思って。そしてサンプリングとして使っていいか許可をもらって、結局作ったんですけど。だから今回はそういう曲も出来てすごい嬉しい!次の曲の「IT’ S SHOW TIME!!!JもT. Kuraさんの曲なんですけど、T.Kura さんとは思えない感じの曲なんですよね。その他の曲では、バラードの「大切なもの」は自分の周りの人達のことを歌ったんです。 ユニバーサルの人達のことを書いたんですけと。ある日私が夜中 にユニバーサルの会議室で歌詞を書いていたんですよ。そしたらコーヒーを持ってきてくれたり、 「頑張ってね」って声をかけてくれたりして・・・。み んな自分達のことでも大変なのに、人に対して 「大丈夫?」とか「頑張ってね」とか言えるっていう のがすごいなって思って。私があなた達に言うべきことでもあるのに。だけどその時私は「歌詞書かないと、ヤバイ!」ってすごくテンパっていて、しかも寝てないしイライラしちゃってて。いつも歌詞を書く時ってすごく考え込むんですよ。私はその 時人に優しくできる余裕がなかったから、「ありがとう」とかは言うけど、「大変だね」とは言えなくて。 でもそういう時に、周りの人に優しく接してもらえ たりすると、「私は何をキレてたんだろう」って思って。そういう人達の存在が、大切だと思えたり感謝する気持ちを改めて思い出させてくれましたね。

ーアルバムに込めた思い、メッセージは?

自分の夢だったり、何かに向かって頑張っている 事だったり・・・もしそれが叶わなくても、自分で頑 張っているんだったら、それをいい経験だと思ってほしい。私もそれを忘れかけていたけど、それを続ける事が大事だって思うんです。続けていてもうまくいかなかったりすると「止めちゃおうかな」っ て思ったりするけど、それでも続けてる人っていうのはすごいと思うし、みんなも私も“止まらないように”行きたいたいですね。

ーデピューしてからこれまで止まらずに進んでき たAlさんですが、ファン、リスナーの方達は、 これからもどんどん進化していく姿が楽しみだ という思いもある反面、変わらずにいてほしいという思いもあると思うんですが…。

全然変わらないですよ!もう変わらなすぎて大変な んですよ一。(笑)昔の友達に久々に会ったりして も「全然変わってないね」って言われるし、そう言われると嬉しい。それに自分でこう変わりたい」、「ああなりたい」っていうのは特にないし。だからこのまんまでいたいですね。

ーこのアルバムを引っさげて2月からツアーが始まるそうですね?

そうなんですよ。まだ何も手をつけていないんで すけど。大雑把に考えてはみたんですけど、でもまだどうなるかわからないですね。ダンスはまた Fliiに振り付けしてもらおうと思っています。ツアーダンサーは、またL.A.のダンサー達にお願いするつもりです。

そうなると筋トレなど体力作りもしておきたいですね。

全然しないからやばいんですよ!去年は本当に膝 がやばくて。(笑)普段は一日中椅子に座っていた り、レコーディングしてたりで、ジムなんかには行かないし全然動かないから。去年はゼーゼーでし たよ。(笑)本当に次は何かやらないとだからちょっとずつ軽い運動をしようかなあと思ってます。

ーそれでは最後に読者、そしてリスナーの方に向けてメッセージをお願いします。

みなさん、私のニューアルバムを是非聴いてください!そして聴いたらライヴに絶対来てください! ハンバないので、絶対に楽しませます!

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