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2025-02-16

【インタビュー】新曲「IKETENNA」をリリースしたPxrge Trxxxperが語る最新作の裏側とは？

インタビュー

文：Misaki Hoshino
写真：JET
動画・撮影協力：スラムフッドスター

ストリートのリアルを鋭く切り取り、そこにユーモアを共存させるリリックセンスに加え、圧倒的な熱量を放つ攻撃的なスタイルでシーンを席巻するラッパー、Pxrge Trxxxper（パージトルーパー）。
ハイペースなリリースを重ね快進撃を続ける彼が、1月23日に最新曲「IKETENNA」をドロップ。
中毒性のあるフックが際立つキャッチーな一曲で、これまでとは異なるスタイルで新たな一面を映し出し、さらなる魅力を引き出していた。
同日公開されたスラムフッドスター発のMVも大きな話題を呼び、さらなる注目を集めるPxrge Trxxxperに、リリックに込められた意図や、気になる環境の変化などについてインタビュー。

ー今回の楽曲「IKETENNA」のタイトルはどのように決めましたか？

Pxrge Trxxxper：タイトルがキャッチーな曲を作りたくて、そういうマインドでどうしようかなと考えた時に、みんなが普段使ってる言葉だし「いけてんな」という言葉がいいなと思ったんですよね。
今の若い子たちってファッションとかもめっちゃイケてるし、カッコいい人も多い。

ー制作でこだわった点はありますか？

Pxrge Trxxxper：フローとかリリックもそうですけど、特にこだわったところは発声です。
納得行くまで何回も撮り直して、今回はかなりテイクを重ねました。

ー今回はシャウト要素が抑えられていますが、これには理由などはあるのでしょうか。

Pxrge Trxxxper：このスタイルは今までもやってきてはいたので、意識的な違いなどは特に無いですが、たまにはこういうのもいいかなと思って、地声に近い感じで作りました。

ーラップスタイルが変わると、制作において違いとかはあるんですか？

Pxrge Trxxxper：間違いなく喉は疲れないです（笑）
やっぱりいつものシャウトのスタイルだと、レコーディングする時に1曲とか2曲で喉がかなり疲れてしまって。地声だと「1日で何曲でも録れるじゃん、めっちゃ最高だな」って感じでした。

ー「口が動いてる大人たちばかり」というリリックも面白いですよね。

Pxrge Trxxxper：誰とは言わないですけど、ラップやってない側なのに「もっとこうしたほうがいいんじゃないか」とか言ってくる人が多いんですよね。なんも分かんないのに。
もちろんラッパーからのアドバイスならマジ分かるんですよ。
確かにそういうのを取り入れようと思ったりするけど、音楽も全然聞いて無い、何も分からない人に指図されると鼻につくっすね。

ー「流行りに群れる奴ばっかで悲しい」のリリックは？

Pxrge Trxxxper：流行ってる音楽もめちゃくちゃ素晴らしいし、もちろんいいと思いつつも、やっぱり海外のHIPHOPでアングラなやつとか知ってるって子は少ないんですよね。有名どころしか知らないみたいな。
もちろん最初はみんなそうなんですけど、それだけだと少し悲しいなと思ってて、そんな気持ちをそのままリリックにしました。

ー本作においても引き続き”しがらみ”についても触れていますが、環境の変化はありましたか？

Pxrge Trxxxper：だいぶ楽になりましたね。音楽を頑張れる環境になったし。
客演のオファーもめっちゃ来ます。

ー今後、他のアーティストとのコラボ予定はありますか？

Pxrge Trxxxper：自分が「この人良いな」と思った人と曲がやりたいです。

ーハイペースなリリースが続いていますが、どのようなペースで制作していますか？

Pxrge Trxxxper：シングルなら月に2曲とかですかね。また近々アルバムを出そうと思っています。
ジャンルには囚われず、色々なパターンの楽曲が入る予定です。

ハイスピードで気になる動きを続けるPxrge Trxxxper。
今後のリリースからも目が離せない！