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マイケル・ジャクソンとマドンナが奪い合った唯一無二のダンサー!世界で戦い続けるKento Mori (ケント・モリ)の成功哲学とは?

マイケル・ジャクソンとマドンナが奪い合った伝説のダンサー、ケント・モリが、ムーヴメントプレス2024年Spring号の表紙を飾った。
世界最高峰のステージに立ち続ける彼は、「本物を知ることこそが成功への鍵」と語る。
ダンス、すなわちボディーランゲージ(ダンス・舞)という“世界共通言語”を通じて、夢を持つすべての人へメッセージを送り続ける彼の哲学とは?
世界で生き抜くための真実、一流への道、そして新たな挑戦まで、唯一無二のダンサーが明かす成功の極意に迫る。

ーダンサーが世界で、本当に活躍するためには。
Kento Mori:まず「真実」や「本物」を見極め、知ること。これに尽きますね。本当に世界で活躍したいと思うなら、実際に世界で活躍している人から学ぶべきです。「本物」、つまり「一流」を知らずにして、この世界で食っていくのはそもそも不可能なので。一流から学ばないと一流にはなれないです。例えば「自分は宇宙飛行士になって宇宙に行きたい」と思うなら、宇宙飛行士で宇宙に実際行ったことある人から学ぶことが一番確実だと、僕は思うんですよ。でも、そうじゃないことを選ぶ人が多いから、不思議でしょうがない。マイケルが好きって人はいっぱい居て、本当に会いに行った僕からしたら、口だけの人が多いなと思いました。僕の好きって言うレベルはそんなもんじゃなくて、本当にLOVEなんですよ。会いに行かずには居られなかったし、それ以外のことで妥協なんてできなかった。そろそろ気づいて欲しいと思いますね、結果を見るべきです。結果は、ついてきている人のところには、ついてるってことを。普段、僕はこういうことを言いません。真実って痛いし、怖いから蓋しておきたいし、気づかないままのほうが楽なんですよ。でも、なぜ言ったかと言うと、本当の意味で皆にアップデートと言ったらおかしいけど、やっぱりこのインタビューを見てハッとして欲しいなと思ったからです。僕は、もうダンス界にいるようで居ないですが、22歳からずっと一番世界の最前線でやってきて、39歳になった今でも世界一の舞台に立っています。そんな僕にしか語れない、そのメソッドを伝えたいと思ったんです。

ー具体的にどうすれば「本物」を見極めることができますか?
Kento Mori:本物を見極めるために必要なことは、自分の「本物を見極める物差し」をどれだけ伸ばしていけるかということです。「本物を見極める物差し」は、自分の視点だけではなく、物事を俯瞰して考える力や、客観視する力、分析力のことで、その精度を経験によって高めていくいことが、「本物を見極める物差し」を伸ばしていくことだと思います。そして「本物を見極める物差し」を言い換えた言葉が、「センス」と言えるのではないでしょうか。また、別の視点で考えると、タイムレスなもの、クラシックなものの源泉を辿ることに、本物を見極める鍵があるのではないかと思います。例えるならば、童話の「三匹の子豚」のような話だと思っていて、結局一番良かった家は、すぐに完成する麦わらの家ではなくて、時間はかかるけど丈夫なレンガの家だったのと同じ様に、ぱっと作ってぱっとやれるものよりも、時間をかけて築き上げたものの方が「本物」であることが多いのではないかと思います。世界一売れているラーメンはカップラーメンだけど、数あるラーメンの中でカップラーメンが一番美味しいラーメンという訳ではないですよね。だから、好きなことも同様に、自分自身も長く愛せて、夢の限り続くもの、タイムレスなものが良きものなのではないかと思いますね。

ーセンスについて思うこと
Kento Mori:僕は、お子様ランチを食べたことが無いんです。子供だから子供用のものをっていう考えが無い親でもあったので、意見一つとっても、自分の意見をちゃんと持ってやり取りできるように、子供扱いされずに育てられました。子供だから分かんないでしょ、じゃなくて、本当は子供だから分かるんですよね。徹底的に子供だましのようなものに触れてこなかった。この考え方が、多分音楽とか、何にしてもすべての根底にあるように思います。

ー具体的にマイケル・ジャクソンに会うためにしたこと
Kento Mori:オーディションへの参加ですね。マドンナのオーディションに受かっていたから、マイケルのオーディションへの参加資格があったので、受けることが出来ました。クローズドのオーディションなので、現地のエージェンシーに所属していることだったり、アーティストビザを取得していることだったり、実績があったりなど、様々な要件を満たした上でようやく参加出来るオーディションです。世界各国から世界一のプロダンサーが集まる狭き門でした。

ーマドンナのオーディションはどのように参加されたのですか
Kento Mori:友達の送迎ついでに、参加したオーディションが、シークレットで行われていたマドンナのオーディションだったんです。たまたま参加要件を満たしていたので参加することが出来ました。

ーオーディションで選ばれるために意識していたこと
Kento Mori:細かく言えば色々とありますが、やっぱり根本はマイケルへのラブであり、愛なんですよ。その愛をどのように表現するかと、ワンポーズでもう差が出る。なんとなくぼやーって見てきた人やちょっと好きぐらいの人と、俺みたいに命かける人が見ているところは、どこまで見てるのかの次元が違うんですよ。その差があった上での積み重ねです。僕は「1 Step 1 Life」だと思っていて、1つのステップに1つの人生がのってなければいけない。だから、マイケルをちゃんと見てきた人と見てきてない人で比べた時に、ワンポーズですぐ答えが出ちゃうんですよ。繰り返し見て、それをいかに自分の体に落とし込むかなんです。そこまでやるかやらないかという話で、それは結局は愛でしかないので、どれだけ愛情深く思っているかが問われるという事だと思います。

ーケントさんが思う一流の人の特徴
Kento Mori:一生に一度の人生を凄く大切にしてて、嘘をつかないようにしていることだと思います。真実、人生は一回しかないし、そのワンチャンスの中でやっぱり自分でやりたいことを、やりたいと思ったらやる。実行しまくっていく。やっぱりそこにピュアに向き合っていて、かつ自分がやっていることが本当に好きで、愛している人達ですね。そこに嘘がない。本当はパスタ屋さんになりたいのに、ラーメン屋やってますみたいな人は、まず居ないですよね。

ー海外で仕事を獲得した方法
Kento Mori:もう最初は全部オーディションに参加することです。今は名前を知ってもらえて、直接オファーが来ますけど、最初はとにかくオーディションでかますしかない。プロダンサー資格を持つためには現地のエージェンシーと契約する必要もあるんですが、それもまたオーディションなんですよね。あとはビザの問題を解決する必要があるのですが、当時と比べると今って事例も増えたし、随分とハードルが下がったと思います。時々「今はビザが厳しいから」みたいなことを言う人もいますが、そういう人だと取れませんよ。「アジア人枠なかったから」とか色々と言い訳するんですよ。僕は全部ひっくり返してた人間なんで、そこがもう大きな差ですね。誰かは無理でも、僕ならいけるんです。それが僕の価値です。

ー現代において、ケントさんのスーパースターってマイケル以外にいるのでしょうか
Kento Mori:自分ですね。今の自分がそうなってるってことじゃなくて、僕にしかなれないと思っていると言ったらおかしいですけど。今ってスターはいますけど、スーパースターとなると今のところマイケル以降は居ないんじゃないかなと思います。ー先日の2月に行われた、NFLスーパーボウルのハーフタイムショーのヘッドライナーであるアッシャーのメインダンサーとして出演した感想1ヶ月くらい入念なリハを経てのショーだったので、本番の景色は熱いんですけど、冷静なところは冷静で、楽しめました。15分間のショーで予算が50ミリオン、約75億円をかけた、人類で最も見られるライブコンテンツ、つまり人類一のステージかと思ったら、絶対に自分が中心に立ちたいと思ったし、超えられると思ったので、正直なところ悔しいと思う気持ちが大きかったです。スーパーボールが、というよりも彼への感謝と恩があるし、チームが俺を必要としてスーパーボールを最高のショーにしたいというところでオファーをくれたことは嬉しかったし、僕が力を貸せることはやりますよと思って出演しました。

ー家族・子供の存在
Kento Mori:本当に、ぽっかり空いたところに、愛をぶつけられる相手先が子ども達になりましたね。クリエイティブとかに与える影響も沢山あって、それでしか無いと言うか、僕の30代のチャレンジとかやってること、生まれたものって根底にあるのは全部子ども達への愛ですね。

ーダンスだけではなく、音楽活動や、ARアーティストとしての活動をはじめたきっかけは
Kento Mori:シンプルに言うと、そもそもスーパースターに憧れてやっているのに、なんでバックダンサーって言われなければならないの?と思ったんです。良くも悪くも、22歳の時にマドンナとの仕事が決まって、そこからあれよ、あれよと永遠に休みなくやり続けて今に至るっていうようなことになっちゃって、辞めるタイミングもなかったんです。どっかのタイミングで自分の道をアップデートしたい、これはまずいぞって思った時に、30歳という切りの良いタイミングで、今までやってきたアッシャーの専属ダンサーを辞めました。音楽に関しては、グローバルに、本当に世界でというか、地球マーケットでやりたいという思いがあるので、現在仕込んでいるところです。もっともっと世界に打って出たいし、今までと同じように唯一無二で居続けたいです。僕は常に全人未到な事をやりたいので。僕は今までマイケルジャクソンのリズム感や世界観だけじゃなくて、縁があったのはやっぱりマドンナやクリスブラウン、アッシャー、ニーヨなどだったので、そういった一流のアーティスト達から学んできた財産が沢山あります。日本のカルチャーをもっと世界にもっていきたいし、世界で学び続けてきたものや、自分が培ってきたものをフュージョンさせて新しいものを作っていきたいですね。

ーすべてのアーティスト活動の根源
Kento Mori:なぜ僕がこのような活動やチャレンジをしているかというと、僕にとっての平和活動なんです。やっぱりダンス・踊りは本当に人類が皆平等で、兄弟であり、八百万のレインボーで繋がっているということを教えてくれるものです。今なお、大人たちが武器を使い、武力行使をして、世界中で報復が繰り返されています。学校ではダメだと教えられたはずのものを、大人達が平気でやっていることに対して、無関心でいることはありえない。だからこそ、人類皆平等であるというのを教えてくれた踊りを「舞気」にして、無関心ではなく「夢関心」でいること、つまり夢に対する関心に目を向けて欲しいと願っています。そんな人達が一人でも増えて、そして世界に向けて発信して欲しいというのが僕の思いであって、それを僕はマイケル・ジャクソンや、様々な偉大なアーティストから教えてもらいました。その思いというのはビギナーもアドバンスも、上手いも下手も、超える次元にあると思います。世界平和のワンステップを僕は踏みたいし、それが重要な鍵であり、一番重要なステップだと思っています。そして僕はなにより、この踊りの可能性を応援している人間だし、自分も体現していきたいです。だからこそ、僕の活動を一つでも多く見てもらえたら嬉しいし、そして一人でも多くの仲間達と一緒に世界を変えたいなと思っているので、このインタビューを見てくださった、たとえ地方でも、田舎の田んぼのど真ん中にあるダンススタジオの子でも、平等に、世界中の人とも、僕とも繋がれると思っているので、そんなワンステップを踏み出して欲しいと思っています。

ー息子さんであるBig L1vE M君がアーティストデビューしたきっかけ
Kento Mori:当時、まだ3歳だったんですけど「どっちでもいいよね」という言葉にハマっていて。言葉はまだ喋り出しみたいな感じなんですけど、おもろいなと思ってたんです。そしたらある時、僕がLAのレコーディングスタジオでセッションしてる時に、しきりにマイクの前に立とうとするから、「ちょっと軽く録ってもらっていいですか」って言って撮ってもらったら、面白い事にハマって1曲目が出来たんですよ。

ーBig L1vE Mの名前の由来
Kento Mori:本名が「光舞」と書いて、「らいゔ」と読みます。生きてほしいな、人生に編集はできないよという気持ちと、伊勢神宮奉納の時に光が舞うのを、オーブって呼ぶらしいんですけど、それで生きるってことは光が舞うということなんだと思ってつけました。また後ろから読むと「舞」に「光」で、実は隠れマイケルがいるんです。ただ、そのまま「live」をアーティスト名にすると、世界中のliveが条件にヒットしてしまうので、検索で出てこないんですよ。そういうこともあって、大きな存在、ビッグということと、Mは名字の「森」からとって、Big L1vE Mになりました。

ーAH1では史上最年少で出演されましたがいかがでしたか
Kento Mori:僕の中では、もうマイケル・ジャクソンと一緒にステージに上がってる感じですよ。やっぱり自分がまさに生きてきた場所だし、生きる場所だから、本当に嬉しいでしかないですね。いつ辞めてくれてもいいんですよ。ただやっぱり、僕の職場は「夢職」って言ったくらい、ここに夢が詰まってるんで、その夢の詰まってる夢のフィールド、このダンスフロアで彼も一緒に楽しく踊っているのを見ると、本当にこっちが生かされるような気持ちになりますね。

ーどのようなアーティストになってほしいですか
Kento Mori:どうなって欲しいとかは何も考えていませんね。僕は彼の名前の通りに生きてほしいと思うだけです。

ーキッザニアとのタイアップが決まった「DAY ONE」について
Kento Mori:もともとは「DAYONE」という曲名だったのですが、権利の問題もあって使えないとなっていたところ、AH1の時に呼んだライブDJが「DAY ONE」と読み間違えて。たまたまだったのですが、DAY ONEであれば世界中の人が分かるし、ということで「DAY ONE」というタイトルになりました。「DAY ONE DAY ONE 夢を見るのが宿題なのかもね DAY ONE」と歌詞にもあるので、DAY ONEということで、2024年の元旦にリリースしました。

Kento Mori Profile

マイケル・ジャクソンも認めた世界的ダンスアーティスト。これまでにマドンナ、クリスブラウン、アッシャー、ニーヨなど、世界のトップアーティストの専属ダンサーを努め、全世界5大大陸50カ国200以上の主要都市を巡りパフォーマンスを行う。 
2018年には、音楽と最先端の技術を掛け合わせたパフォーマンスを魅せる”AR Artist KENTO”として世界デビューを果たし、世界最高峰のデジタルアート集団”Moment Factory”との協働プロジェクトも実施。世界を見てきた中で感じた日本が誇るべき魅力と世界共通言語であるボディーランゲージ(ダンス・舞)を通じて、誰もが夢を見れる、夢を見る人を1人でも多くつくることを掲げ、世界平和への1ステップを表現し続けている。

Instagram https://www.instagram.com/kentomori_official/
YouTube https://www.youtube.com/c/KENTO-OfficialKM1/community

ムーブメントプレス 2024 Spring 掲載

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