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D.LEAGUE(ディーリーグ)は、日本発かつ世界初のプロダンスリーグとして2021年に誕生しました。ダンスのアート性、スポーツ性、そしてビジネス的な側面を融合させた、まったく新しいエンターテインメントとして注目を集めています。
一般的にダンスは趣味や娯楽の一環として認識されていましたが、D.LEAGUEはそれを競技化することで、ダンサーが夢を追いかけ、結果を残し、さらにその活躍を収益につなげられる環境を実現しました。
レギュラーシーズンでは参加チームが定期的にパフォーマンスを披露し、観客の投票やジャッジの評価が勝敗に反映されます。上位6チームがチャンピオンシップに進み、そこでシーズンチャンピオンが決定されるという仕組みです。
D.LEAGUEの魅力のひとつは、ダンサーたちが様々なジャンルやスタイルを融合させ、毎回新鮮なパフォーマンスを創り出す点にあります。HIPHOP(ヒップホップ)やBREAKIN(ブレイキン)、LOCK(ロック)、WAACK(ワック)など、多岐にわたるストリートダンスの要素が詰め込まれ、チーム独自のカラーを打ち出しているのです。
D.LEAGUEは株式会社Dリーグによって運営され、24-25シーズン時点では14チームが参画しています。
レギュラーシーズンは約2週間ごとにラウンドが行われ、各チームが新しいナンバーを披露し、審査員と観客による投票がポイントに反映される形式です。
技術、構成、演出といった専門的な観点に加え、観客投票も勝敗を左右するため、エンターテインメント性が非常に重視されます。
D.LEAGUEが他のスポーツリーグと大きく異なる点は、選手を固定メンバー(レギュラーダンサー)だけでなく、特定ラウンドごとに出演するSPダンサーとして起用できる仕組みを採用していることです。
これにより、各チームは常に最適なパフォーマンスを追求でき、スペシャルゲストとして著名ダンサーを呼ぶことも可能となっています。
なお、オーナー企業としてIT企業や人材関連企業、エンターテインメント企業など、多彩な業種が参画していることもD.LEAGUEの特徴です。
例えば「CyberAgent Legit」(サイバーエージェント)や「DYM MESSENGERS」(DYM)、「SEGA SAMMY LUX」(セガサミー)などがしのぎを削っています。
こうした企業がしっかりとチームをサポートし、ダンサーの育成やメディア戦略を展開することで、D.LEAGUE全体のクオリティが高まっているのです。
2025年2月25日に開催された「第一生命 D.LEAGUE」25-26 SEASONのプレスカンファレンスでは、ダンスシーンを大きく揺るがすニュースが飛び込んできました。
EXILEをはじめ、三代目 J SOUL BROTHERSなど数々の人気グループを擁するLDHがD.LEAGUEに参画し、新チーム「LDH SCREAM」を結成するというのです。
「LDH SCREAM」は、EXILE NAOTOさんがチームディレクターを務めることでも大きな注目を集めています。
そもそも「SCREAM」という名称は、NAOTOさんがEXILEや三代目 J SOUL BROTHERSに加わる前に所属していたダンスチーム名。その魂を引き継ぎ、LDHの真髄をD.LEAGUEに注ぎ込むという強い意志がチーム名には込められています。
LDHといえば、EXILE、三代目 J SOUL BROTHERS、GENERATIONSなど、多くの人気アーティストやダンサーを抱える総合エンターテインメント企業。
これまでもヒット曲の創出やライブ演出など、多面的なエンターテインメントを提供してきました。LDHが自らチームを編成してD.LEAGUEに参加することで、新たな風が吹き込み、リーグ全体の盛り上がりが一層期待されています。
チームオーナーのEXILE HIROさんは、D.LEAGUEには立ち上げ当初からクリエイティブ面で関わってきた経緯があります。
外から見つめる期間を経て、改めて「LDHらしい形でD.LEAGUEを盛り上げるべきだ」という結論に至り、自身が得意とするダンスやアーティスト育成のノウハウを存分に発揮することを決断したのです。
LDH SCREAMの特徴としては、レギュラーダンサーに加え、SPダンサーとしてEXILE TRIBEのメンバーが参画する可能性も示唆されています。
これにより、ファンが憧れるスター選手をD.LEAGUEの舞台でも見られるだけでなく、新たな才能が世に羽ばたくチャンスも広がると考えられます。
さらに、LDHでは『LDH D.LEAGUER AUDITION』も開始し、2025年4月1日時点で満15歳以上の男性を対象にオーディションを実施する計画が明かされています。
合格者はLDHと所属契約を結び、LDH SCREAMのメンバーとして本格的なプロダンサーの道を歩むことになります。こうした動きはダンスシーンのさらなる活性化に直結するといえるでしょう。
D.LEAGUEの最大の魅力は、何といっても参加チームの多彩さです。HIPHOPやBREAKIN、WAACK、LOCKなど、それぞれ得意とするジャンルが異なるダンサーたちがタッグを組み、オリジナリティあふれるショーケースをつくり上げています。
たとえば「avex ROYALBRATS」なら、エイベックス独自の音楽的エッセンスを巧みに取り入れた華やかなステージが特徴です。
一方、「KOSÉ 8ROCKS」は美とファッションのイメージを融合し、スタイリッシュかつ力強いパフォーマンスを展開するなど、それぞれのチームがブランド力や世界観を前面に押し出しています。
24-25シーズンを経て、25-26シーズンでの新参入として注目を集めているのがLDH SCREAMです。
EXILE TRIBEの迫力あるダンススキルやエンターテインメント性を前面に打ち出し、ほかのチームとは一線を画すパフォーマンスを見せてくれることでしょう。
また、ダンスにはアスリート的要素だけでなく、アーティスティックな面も欠かせません。D.LEAGUEの舞台では照明や映像演出、小道具などを駆使し、観客に“ショー”としての感動を与える工夫が凝らされています。
各チームのクリエイティブチームや音楽プロデューサーがコラボし、毎ラウンドでまったく新しいナンバーを披露するため、観る者を飽きさせません。
D.LEAGUEを語るうえで外せないのが、ファンと一体になれる仕組みです。
観客はスマートフォンの公式アプリを通じて投票に参加できるため、パフォーマンスの評価がリアルタイムで結果に反映されます。専門家の審査だけではなく、ファンの熱い支持も勝敗に関わる点がD.LEAGUEの大きな特徴です。
さらに、各チームのSNSやYouTubeチャンネルでは、練習風景やダンサーの素顔、舞台裏の様子などが発信されています。
ダンサーとファンがSNSを通じて直接コミュニケーションを取る機会も多く、チーム独自のイベントやワークショップが開催されることもあります。こうしたファンエンゲージメントの高さが、D.LEAGUEの人気を加速させる要因の一つといえるでしょう。
特にLDH SCREAMが参画することで、LDHファンやEXILE TRIBEのファンが新たにD.LEAGUEに注目することが予想されます。
LDH独自のメディア露出やSNS、ライブコンサートなどを通じてD.LEAGUEが紹介される機会が増えるため、リーグ全体の認知度がさらに高まることは間違いありません。
D.LEAGUEは年々チーム数が増え、ステージ演出も進化を続けています。2024年のパリ五輪でブレイクダンスが正式種目に採用されたことも追い風となり、ダンスがスポーツとして認知される機会が増えました。
こうした背景から、D.LEAGUEが国内だけでなく海外にも発信され、国際大会の開催や海外チームの参入といったグローバル展開が期待されています。
LDHのように長年ダンスシーンをけん引してきた企業が本格参画することで、さらに才能ある若手の発掘や育成が促進されることは大きな意義があります。
また、IT技術の活用やVR・ARによる新感覚の観戦体験など、最先端技術との融合も視野に入っており、D.LEAGUEは新時代のエンターテインメントとして多面的に進化していくでしょう。
もしD.LEAGUEに興味を持たれたなら、まずは公式サイトやSNSで最新情報をチェックしてみるのがおすすめです。
試合スケジュールや会場情報、ダンサーたちの練習風景など、さまざまなコンテンツが公開されており、観戦チケットも発売されています。実際に会場で迫力あるダンスを目撃すると、画面越しの視聴とはひと味違う感動を得られるはずです。
【D.LEAGUE】
公式HP:D.LEAGUE公式サイト
公式Instagram:D.LEAGUE公式Instagram
公式TikTok:D.LEAGUE公式TikTok
公式X:D.LEAGUE公式X
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