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2022年9月25日に『Red Bull BC One Cypher Japan 2022』が山口県下関市にて開催される。
Red Bull BC Oneといえば、規模、レベル、ステータス、どれをとっても唯一無二の世界最高峰の1on1ブレイキンバトル・トーナメントでB-Boy、B-Girlにとって特別な大会。
全国5カ所で開催されたハイレベルな予選を勝ち抜いた精鋭たちが集い、優勝者には『ブレイキン日本一の称号』と日本代表としてニューヨークで開催される『Red Bull BC One World Final』への切符が与えられる。
東京予選B-Boy部門 優勝者でKOSÉ 8ROCKSでも活躍中の2GOO、大阪予選B-Girl部門 優勝のB-Girl YURIE、そして今大会のワイルドカードダンサーとして発表された2016年Red Bull BC One王者のISSEIの3名がそれぞれの想いを語ってくれた。
ーーRed Bull BC One Cypher Japanに向けての意気込みを教えて下さい。
2GOO：実はバトルに出るのが2年ぶりで、予選からめちゃくちゃ楽しみました。ファイナルでも、溜めまくっていた気持ちを存分に発散させて、エントリー者の中で一番楽しもうと思ってます。
ISSEI：BC Oneはずっと憧れてた場所でもあるし、やっぱりB-Boyが1番よく見る大会って言っても過言じゃないと思うので、結果よりもまずはめちゃめちゃかましたいです。
いつもバトル出る時には「結果より記憶に残る」バトルを自分らしくしたいって思っているので、自分の100点をちゃんと出せるように踊りたいと思います。
僕もBC One自体に出るのが久々ですし、個人的にバトルしたいB-Boyも沢山いるので楽しみです。
YURIE：コロナもあり、ソロのB-Girlがチャレンジできるイベントが少ない中、 自分の力だけでチャレンジできる大会ということで、かなりフォーカスしてるので頑張りたいです。
また、レッスンの生徒や親、周りの友人なども凄く応援してくれているので、自分も楽しみつつその期待に答えられたらいいなと思います。
2GOO：子どもたちのプレッシャー、大きいですよね！
YURIE：そうですね。でも、やっぱりそういうのが夢に繋がると思うので。
ISSEI：それは間違いないですね。
YURIE：優勝できるのが1番ベストですけど、やっぱりかっこよかったとか、何か響くものがあればいいなと思ってます。
ISSEI：今回の会場は山口ですが、実は僕の生まれも山口なんですよ。
親戚がたくさん山口に住んでいるので、応援に9人も来てくれることになってます。それもあってめっちゃテンション上がってます！バトルも久々だし、新しい自分を見せる場所でもあるし、そういう意味でも楽しみですね。
ーー大会に向けて特に気をつけて調整していることはありますか。
2GOO：そんなに大きな変化はないですが、スピードを上げるために、夜ごはんのお米をちょっと抜くとかはあります。練習内容も「大会を楽しむため」ということを意識しています。やっぱりうまく技が出せないと楽しめないので、そのための練習です。
ISSEI：僕は普段どおりが一番いいと思っているので、特別な調整はないのですが、モチベーションを保つことを意識しています。「踊りたい」というモチベーションがマックスにある状態で会場に行くと、いつも調子がいいので、「楽しむ」ことが結果に繋がると思っています。
今回、初戦相手が2GOOさんということが発表された瞬間に「なんか人と違う事しなきゃ」って思って、トップロックを練習するためにその日にクラブ行きました（笑）
いつも色んな人に会って、色んなことを吸収して、それをバトルに出してやろうって思っています。
また、過去の良かった時の映像を見まくったりして、常にハッピーな状態を作り出すようにしつつ、イメージトレーニングみたいなことを結構します。
会場に行ったらこれをしよう、とかどんな変わったことしてやろうとか、何の服着ていこうかなとか考えたり。街に出た時も「この服着てBC Oneに出たら俺目立つかな？」とか考えたり。
今は全部がBC Oneに繋がった動き方をしてるような気がします。
YURIE：楽しむのも大事なんですけど、楽しむためには日々の身体作りや練習の負荷のかけ方なども大事になってくるので、そこは意識していますね。
年齢的に38歳ということもあり、怪我も多くなったり、 疲れも残りやすくなったり、体の変化を感じるので、そういうことと向き合いながら、体を壊さないように本番を迎えたいと思います。
普段の生活では食事内容とかお酒を節制したり、練習では自分の限界を大体把握してオーバーワークしすぎないようにしたりしています。
体重が1、2kg変わるとやっぱり顕著に影響が出てきて、手首の負担とかキレとかが変わります。でも減量しすぎてもスタミナがなくなるので、バランスは結構難しいところではあるのですが。
ーー大会に出場する時の衣装のこだわりはありますか。
2GOO：僕はKOSÉ 8ROCKSのチームウェアで出場します！靴は昔からこだわりがあって、ずっとNIKEのエア マックス 90を使ってます。多分15年くらい履いているのですが、フットワークがしやすかったり、アクロバットの着地がしやすかったり、とにかく動きやすくてお気に入りです。
ISSEI：いつも当日に決めています。だからいつもいっぱい服を持っていかなければならず大変です。
一応いくつかに絞って持っていくのですが、会場近くのホテルとか実際の会場で着て、当日に決めるんですよ。その日一番テンションが上がる服がいいので。スニーカーはこだわりがなくて、どのスニーカーでも踊れちゃうんです。実は2016年のBC Oneでは、当日靴が貰えるって聞いてたので、持っていきませんでした（笑）しかもそのスニーカーがNIKEの未発売のやつで、最高にフレッシュな気持ちで優勝できました。
YURIE：私はテンションよりは機能性重視かもしれません。本当はおしゃれしたいんですけど、女性なので長い髪がバサーってなったり、服がめくれてしまったりしないようなファッションにするとなると、なんか大体決まってきちゃってあんまりチャレンジできないのが悔しいですね。靴はadidasのガッツレーというのを履いていることが多いです。軽くて動きやすいです。
私のスタイル的に、頭を地面にがっつりつけて踊ったり、激しめの動きが多いので、色々制約がある中でも最大限のおしゃれを楽しみたいと思います。
ーーRed Bull BC One Cypher Japan 2022で楽しみにしていることはありますか。
2GOO：ジャパンファイナルに出場するのが2015年以来なので、イベント自体がとても楽しみです。また、個人的にリハーサルが凄く好きで。入場の練習後、ステージチェックをするのですが、床を触って確認したり、その場で踊ってみたり、それぞれのダンサーが気になることをチェックするのですが、その雰囲気が天下一武道会みたいですごく面白いです。僕はニースピンが得意なんで、膝とかをチェックします。
ISSEI：天下一武道会、わかる！（笑）
独特な雰囲気ですよね。前日で、リラックスしてる人もいれば、すごくピリピリしている人もいます。誰とも話さない人もいるし。
YURIE：私はピリピリ派かも。
ISSEI：僕が楽しみにしていることは、相手が2GOOさんの1回戦目ですかね。でもBC Oneってイベント自体がすごく好きで、面白いと思っているので、やっぱりその日自体がすごく楽しみです。
YURIE：私もイベント自体が楽しみですね。全国からB-Boyが16人、B-Girlが8人、上手い人が集まるのでそれがもう楽しみです。みんなに早く会いたいし、バトルしたいです。
ーーご自身のパフォーマンスにおいて、特に見て欲しいポイントがあれば教えて下さい。
2GOO：やっぱり、楽しく踊っているところです。ノッてるところを見て欲しいですね。バトルなんですけど、相手との会話が好きなので、ダンスで会話しているところを見てもらえたら。
ISSEI：「ちゃんと進化してるぞ」っていうところと、楽しそうにダンスしているところを見てもらえたら嬉しいです。
YURIE：私はパワームーブが多いスタイルなのですが、怪我とかもあってちょっとだけスタイルチェンジをしたので、その変化を成長として見てもらえたら嬉しいです。
ーーちなみに、2GOOさんはKOSÉ 8ROCKSでも活躍されていますが、B-boyの活動と両立する秘訣はありますか？
2GOO：やっぱり好きなことを仕事にしているので苦じゃないですし、メンバーが最高に良いっていうのもあります。
実力のあるメンバーが揃っているので、とにかく練習の密度も濃いし、いい影響を受けてて進化できる環境です。たしかに結構ハードなスケジュールではあるんですが、体力もそれにあわせて進化していっている感じですね。あと子供の時にやっていた琉球空手で培ったメンタルですかね。釵（サイ）っていう古武道があるんですが、それで世界一になったことがあります。
ーー2GOOさん対ISSEIさんのカードが決定していますが、旧知の仲の同門FOUND NATION対決はどんな気持ちですか？
2GOO：嫌ですよ！仲間内で！
ISSEI：むっちゃ嫌です！
2GOO：嫌だよね。弟と兄弟喧嘩みたいなもんじゃん。でもBC Oneの中で一番盛り上がるバトルが出来たらいいなと思います。
ISSEI：そんなにいいバトルができちゃったら、もうそれで満足しちゃうかも（笑）
ーー他にもなにか気になってることなどありますか。
ISSEI：今年のRed Bull BC One World Finalの会場はニューヨークなのですが、僕が初めて見たというか、BC Oneを目指すきっかけになったのが2009年にニューヨークで開催されたBC Oneの映像だったんですよ。勝てばそこに行けるって考えると、すごいテンションがあがります。僕が変わったきっかけでもあり、世界のB-BoyやB-Girlの凄さを知ったきっかけでもあり、僕のダンスの原点ともいえるなと思います。
2GOO：Red Bull BC One Cypher Japan 2022の会場には、ジャッジに同じFOUND NATIONの仲間がもう一人いるんですよ。DRAGONなんですけど。仲間の対決をジャッジする仲間がいるので、どんな表情を見せてくれるのか、そこも見どころかもしれません。
YURIE：皆のエピソードが強すぎて（笑）
対戦相手の中には、負けたことがあるB-Girlもいるので、やっぱりこの大きな舞台で勝ちたいなっていうのがあります。自分の中で自滅してメンタルをやられちゃうこともあるので、ハッピーパワーを貰いながら頑張ります。
ーーBC Oneを見たことが無い方へのメッセージもお願いします。
ISSEI：「なんかヘッドスピンしてる！」「バク宙した！すげえ！」みたいに、何も考えずに見ても面白いと思います。ゲームのキャラクターみたいに、ダンサーそれぞれが必殺技を持っていたり、それぞれのスタイルがあったりして、闘い方も全然違うので、見ているうちに好きなダンサーが見つかるかもしれません。
YURIE：ダンサーそれぞれのスタイルとか踊り方って、性格やその人の人生とかが結構詰まっていて、それがなんかキャラクターになっているというか、そういうのが垣間見れるのがやっぱり面白いかなと思います。
ISSEI：細かい技術のことなんかわからなくても、シンプルに見て「好き」か「嫌い」でいいと思うので、まず軽い気持ちで見てみて欲しいですね。
2GOO：ブレイキンは最強のフリースタイルだと思ってて、立っても踊れるし、座ってても踊れるし。究極のフリースタイルをぜひ見てもらえたら嬉しいです。
Red Bull BC One World Final は、世界30カ国60以上の会場で予選開催を予定。
日本代表の座を獲得した B-Boy と B-Girl 各 1 名は他国の代表と共に Last Chance Cypher（ニューヨーク）へと招待され、そこで Red Bull BC One World Final 出場を目指して戦うことになる。
Last Chance Cypher を勝ち上がった男女 1 名 は、世界トップクラスの B-Boy と B-Girl 各 16 名の一人として世界 No.1 の座をかけて World Final に挑むことができる。
また Cypher Japan とは別にオンラインで開催する Red Bull BC One E-Battle の勝者、B-Boy と B-Girl 各 1 名はワールドファイナルへの参加権を得られる。
大会名称： Red Bull BC One Cypher Japan 2022 （レッドブル・ビーシー・ワン・サイファー・ジャパン 2022）
日時： 9 月 25 日（日）
場所： 海峡メッセ下関 展示見本市会場
住所： 山口県下関市豊前田町３丁目 3-1
出場者： 全国5カ所で開催される各予選の優勝者 + 招待枠ダンサー + THE JAM優勝者
ジャッジ：KAZUHIRO/DRAGON/HONG 10
DJ: TEE / MC: KENTARAW
ルール： 決勝まで 2 ラウンド、決勝 3 ラウンド
観戦方法：
📺配信
https://www.redbull.com/jp-ja/live/red-bull-bc-one-japan-cypher
🎫チケット購入先
https://7nwynrtcl.zaiko.io/item/348014
イベントのお問い合わせ： Red Bull BC One Japan 実行委員会
選手に関するお問い合わせ：株式会社FNMD/マネージメント部 横山宛まで
yokoyama@fnmd-ltd.com
備考： 公衆衛⽣の状況によりスケジュールが変更⼜は中⽌となる場合があります。新型コロナウイルス感染拡大防⽌については、ウェブサイトをご覧下さい。
公式HP：https://www.redbull.com/jp-ja/events/redbull-bc-one-cypher-japan
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