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2024年3月10日(日)日本発のプロダンスリーグ
「第一生命 D.LEAGUE 23-24 REGULAR SEASON ROUND.10」が有明・東京ガーデンシアターにて開催された。
1st MATCH
本日のトップバッターは、前回惜しくも1位の座を奪われ、首位奪還に燃えるKADOKAWA DREAMSと、前回のSWEEP勝利の勢いに乗りたいSEGA SAMMY LUX。両グループ共に「HIPHOP」をテーマに掲げ、真っ向勝負を提示した。先攻のKADOKAWA DREAMSは純白な衣装に身を包み、疾走感溢れるメッセージ性の強いパフォーマンスを披露。対するSEGA SAMMY LUXはDJテーブルへのスプレーアートからパフォーマンスをスタート。KADOKAWA DREAMSに反して王道のHIPHOPパフォーマンスを披露し、曲中のコールアンドレスポンスでは会場全体が熱気に包まれた。
結果は0-6でSEGA SAMMY LUXが前回に続きSWEEP勝利!CSを目前に、強敵KADOKAWA DREAMSに打ち勝った。ディレクター兼本作品メインダンサーのCanDooは熱いコメントで会場を熱狂に包み、メンバーのKøødyは観客とのコールアンドレスポンスで勝利の喜びを分かち合った。
2nd MATCH
2nd MATCHはKOSÉ 8ROCKS VS SEPTENI RAPTURES。
好調な結果が続いているKOSÉ 8ROCKSは、「PLANET ROCK」をテーマに、オールブラックのスタイリッシュな衣装に身を包み、高度なBREAKIN’パフォーマンスで会場を魅了した。
対するSEPTENI RAPTURESはテーマの「研き-MIGAKI」を作品に落とし込み、煩悩を消し去ると宣言。SPダンサーのAKIHITOが和尚の衣装に身を包み、寺院での掃除を表現した作品を披露。
雑巾を小道具に使い、会場を釘付けに。結果は2-4で、SEPTENI RAPTURESがROUND.4以来の勝利を手にした。メンバーの目には涙が浮かび、本作品のディレクターを務めたTANUKIは、
「(恐らく)世界初の雑巾パフォーマンス」への想いとメンバーへの感謝を述べ、笑顔で舞台を後にした。
3rd MATCH
今シーズン初勝利を手にしたいdip BATTLES に対峙するのは、Benefit one MONOLIZ。「光」をテーマに、未だ白星を獲得できていない自チームが追いかける“希望の光”を表現。今回dip BATTLESは若手SPダンサーを3人投入し、個々の魅力と高レベルなユニゾンで目を見張る作品を披露。高度なHOUSE・BREAKIN’のソロを作中に組み込み、圧巻のパフォーマンスで会場を熱狂させた。対するBenefit one MONOLIZは、「HUNTER」をテーマに、“CSという獲物”を狙うと宣言。
SPダンサーとして前シーズンリーダーのkenが登場し、両者譲らない白熱したパフォーマンスに会場は歓喜に包まれた。
結果は6-0でdip BATTLESが今シーズン初勝利をSWEEPで飾った。
dip BATTLESのメンバーは涙を浮かべながら熱い抱擁を交わし、全力で喜びを表現。
本作品ディレクターのKENSEIは、初勝利の感謝とこれからの快進撃に向けた決意を大声で表現した。
4th MATCH
前回見事首位に躍り出たCyberAgent Legitと、前回のSWEEP勝利で大きく順位を上げたFULLCAST RAISERZの注目の一戦。CyberAgent Legitは、「SLAP」(「最高」という意のスラングを持つ)をテーマに、AKIHIK☆彡の演出作品を披露。KANATOの復帰戦でもある今回は、小さな音も見逃さない見事な音ハメと洗練されたダンスを合わせ、唯一無二の世界観を演出。
一方FULLCAST RAISERZは「FIGHTER」をテーマに掲げ、ボクサーをイメージした衣装に身を包んで登場。メインダンサーTINY TWIGGZの顔芸を皮切りに、得意とするKRUMPをベースに、エンタメ性溢れた作品を披露。終盤ではメンバーがアウターを脱ぎ捨て、鍛え抜かれた腹筋を披露…と同時にアフロのウィッグを被って登場。某ボクサータレントを彷彿とさせる姿で会場を笑いで包んだ。
結果、白星を獲得したのは、CyberAgent Legit。6-0でSWEEP勝利を飾った。
5th MATCH
LIFULL ALT-RHYTHM VS DYM MESSENGERS。
白い羽毛を連想させる被り物を身につけて登場したLIFULL ALT-RHYTHMは、「共」をテーマに初めて和テイストの作品に挑戦。「共」を体現したユニゾンで観客を魅了する。
対するDYM MESSENGERSは「mood」をテーマに、ドレッシーな衣装に身を包んで登場。
細かなリズムに息ぴったりなダンスを見せつけ、思わず会場も彼らの世界観に引き込まれる。
結果は、0-6でDYM MESSENGERSが初めてのSWEEP勝利を納め、同時に初めてのオーディエンス賞を獲得。作中ではタイトスカートの衣装でアクロバットを披露し、会場を熱狂させたメインダンサーのYasminは、今後の対戦に向けて決意を新たにした。周りを囲むDYM MESSENGERSのメンバーも喜びの表情を浮かべ、仲睦まじい姿で花道を歩き、ステージを後にした。
6th MATCH
Medical Concierge I‘moonと Valuence INFINITIESが対戦。
Medical Concierge I’moonは、テーマに掲げた「TROPICAL ISLAND」にふさわしい、南国を連想させる華やかな衣装で登場。民族的なステップを大胆に取り入れ、パワフルなパフォーマンスで会場を魅了した。
対するValuence INFINITIESは、 「HIPHOP ORCHESTRA」をテーマに掲げ、SPダンサーとしてパリ五輪候補選手の若手BREAKIN‘ダンサー・HIRO10が登場。ステージをギリギリまで使ったダイナミックな構成と個々の高い技術、そしてラストスパートの技の畳み掛けに会場全体が息を呑んだ。
両者譲らない戦いの結果は、0-6でValuence INFINITIESがSWEEP勝利を収めた。
メインダンサーのRYOGAが大声をあげて会場の笑いを誘い、作品に込めた熱い想いとメンバーへの感謝を述べると、メンバーはその姿を微笑ましく見守り、熱い抱擁を交わした。