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京都、北海道、福岡、大阪、名古屋など各エリアを賑わした『electrohigh Tour』の Final公演が10月27日に渋谷clubasiaにて開催された。
supported by EPICとあって、FUJI TRILLやNO FLOWERなどイベント『EPIC』の中心メンバーも出演し、EP 『electrohigh』 で共演したHIYADAM, 森(どんぐりず)などがゲストとしクレジットされている中、JUBEEのステージにシークレットゲストが代わる代わる登場し、ファイナルともあって充実した内容と豪華なメンバーでのライブとなった。
ラッパー・プロデューサーのJUBEEとDJ・プロデューサーのYohji IgarashiによるコラボレーションEP『electrohigh』 は8月にドロップされ、挑戦的なその内容は様々なジャンルを超え反響を呼んだ。
『electrohigh』 は現代の“エレクトロ・クラッシュ”をコンセプトに制作され、ハウスチューン、Fidget Houseや往年のElectro House、EDM、BreakBeats等、ダンスミュージックにおける様々なサブジャンルを取り込み、現代版にアップデートさせたダンサブルなコンセプトEPである。
2人のセンスが化学反応を起こし、エレクトロとヒップホップの融合を見せる、音楽ファンなら必聴のEPだ。
メインフロアはDJ DISKからスタート。
腹の底を揺さぶるような重低音を響かせる。
VJはREAKS。DJセットを3面のプロジェクションが囲むセッティング。
フロアが暗めなので、より没入感が楽しめる。
DJブースにも投影を行い、音に合わせた緻密な照明との相乗効果でクールな世界観にオーディエンスを引き摺り込んでいた。
続くはFUJI TRILLが登場し、ダークでヘヴィなサウンドと浮遊感のある曲をスキルフルに繋ぎ、フロアを大いに揺らす。
HIYADAMが登場し、「Dishhh! (feat. MonyHorse)」や「Why do fuckbois hang on the net remix」、「Zzoom Zzoom (feat. Shurkn Pap)」、「Yabba dabba doo! (feat. ゆるふわギャング)」などを披露。
ライブDJは、HIYADAMのメイン・コンポーザーを担当するYohji Igarashi。
HIYADAMのライブが終わると、そのままの流れでYohji IgarashiのDJプレイがスタート。
都会的、挑戦的で、音楽の楽しさを共有し、クールなDJプレイながら、遊び心が沢山散りばめられた内容でオーディエンスを楽しませる。
本日のメインアクトであるJUBEEが登場し、「Butterfly」でライブがスタート。
ライブDJは引き続きYohji Igarashiという、EPをより味わえる贅沢なセット。
「今回のツアーのテーマは、みんなが主役、最高なフロアをみんなで作るってこと。Yohji と俺のセットが次にいつ見られるか分からないから、楽しんで欲しいし、ダンスミュージックのEPだから皆に踊って欲しい」とJUBEEがフロアに語りかける。
「Direct Drive」が流れるとオーディエンスが飛び跳ね、フロアが更に熱気を帯びていく。
「TOKYO NITE [Giorgio Blaise Givvn Remix]」を披露し 「Black Flys (feat. in-d)」ではin-dが登場。
AFJBの「Toxic (feat. MUD)」ではMUDも登場、更にAFJBの清水英介もステージへ。
曲の途中にどんぐりず・森が登場し踊り始める。
続く 「SWAG (feat. 森)」で、2人がかましまくり、大いにフロアが沸いた。
そんなリリックを体現するような森に対してJUBEEは「出まくりドーパミンだよ」と笑いながら声を掛けるシーンもあり、観客も思わず笑顔になってしまう。
続くは「Joyride (feat. SARA-J) [Extended Mix]」を歌いあげ、「Vanilla (feat. VaVa)」ではVaVaが登場。
「Spotlight(feat. BIM) [VaVa Remix]」ではBIMがステージへ飛び込むようにして登場し、フロアから大歓声が上がる。
JUBEEのMCでは、バンドの大先輩であり、ロックスターであるJESSEに「スタジオに入れ、練習しろ」と鼓舞されたエピソードを話す場面もあった。
「electroclash」を歌い上げ、「Trend (feat. HIYADAM)」がかかるとHIYADAMも再びステージへ。
JUBEEが「HIYADAMのおかげもあって、このEPが出来た」と感謝を述べ、2人の曲である 「Mess (feat. HIYADAM)」でフロアのボルテージがMAXとなった。
メインステージ、トリを務めるのはRave Racers。
Rave Racersはラッパー、ビートメイカーのJUBEEが立ち上げたダンス・ミュージック・プロジェクトで、90年代、00年代のカルチャーに影響を受けつつ現行のアートとして昇華しフレッシュに表現する集団である。代わる代わるプレイをし、会場を盛り上げる。
2階フロアでは、Rave Racers&Friendsとして、CreativeDrugStoreからdooooなども出演するファンにはたまらない内容となっていた。
1st FLOORも安定感のあるイケてるDJを楽しめる心地よい空間が広がっていた。
全フロアでダンサブルな音楽がかかり、どこでも踊れる上、濃厚な出演者達による盛大で豪華なパーティーとなった。
JUBEEとYohji Igarashiという稀有な才能を持ったプロデューサー達が作品を共作することによって生まれた化学反応と、JUBEEのフロントマンとしての牽引力とも言うべきか、スター性を感じた夜であった。
JUBEE
2000年代初頭のヒップホップ、ロック、ブレイクビーツ、ミクスチャー等の要素を落とし込んだスタイルで唯一無二のラッパー / ビートメイカー。
また、クリエイティブ・チームのメンバーとして、またダンス・ミュージック・プロジェクトを主宰し、バンドAge Factoryとのミクスチャー・ロック・ユニットとしても活躍している。
2022年4月にCreativeDrugStoreのメンバーや(sic)boy、HIYADAM等を客演に迎えた1stアルバム『Explode』をリリース。
自身初のTourと10月には渋谷WWWにてワンマンも開催しSold Outとなった。
多岐に渡る活動で、ヒップホップ、ロックシーン、クラブシーンと多方面からその存在が注目され始めている。
Yohji Igarashi
Producer / Track Maker / DJ
ラッパー HIYADAMのメイン・コンポーザーを務める他、これまでに様々なアーティストへの楽曲提供・Remixを行う。
また自身名義の楽曲リリースも行っており、これまでに2枚のEPを発表する他、DaokoとのコラボレーションEP「MAD EP」 を2022年3月にリリース。
同年5月、アメリカを拠点とする、アジアのカルチャーシーンを世界中に発信するメディアプラットフォーム <88rising>より、新しい学校のリーダーズ(ATARASHII GAKKO!)「Pineapple Kryptonite(Yohji Igarashi Remix」を全世界リリースした。
同年9月には、からkZmと、3人組バンドのギター/ヴォーカルを務めるCony Planktonがfeatで参加したシングル「Love Myself feat. kZm & Cony Plankton」をリリースする等、幅広く活動。
DJとしてもクラブを中心に数々のイベントでプレイしており、ULTRA JAPAN 2022への出演や、AAAMYYYバンドのメンバーとしてFUJI ROCK FESTIVAL ’21にも出演を果たす。
Release Date:2023.08.02 (Wed.)
Label:CreativeDrugStore
Tracklist:
1.electroclash
2.SWAG feat.森(どんぐりず)
3.Direct Drive
4.Trend feat.HIYADAM
5.Butterfly
Credit
Words : JUBEE
Produced by Yohji Igarashi
All Tracks Mixed by Yohji Igarashi
M1-4 Mastered by Giorgio Blaise Givvn
M5 Mastered by Yohji Igarashi
Jacket Photo : GUCCIMAZE
現代の“エレクトロ・クラッシュ”をコンセプトに制作されたダンサブルな楽曲群が並んでおり、フィジェット・ハウスや往年のエレクトロ・ハウス、EDM、ブレイクビーツなど、ダンス・ミュージックにおける様々なサブジャンルを現代版にアップデートさせたコンセプトEPとなっている。
🔗配信リンク
■JUBEE:X(旧Twitter) / Instagram
■Yohji Igarashi:X(旧Twitter) / Instagram
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