【イベントレポート】4/8 PAVE THE WAY@渋谷HARLEM Aile The Shota,$HOR1 WINBOYなど豪華メンバー出演のナイトイベントに！

取材・構成 : misaki hoshino
撮影 : JET

2024年4月8日(月)に渋谷HARLEMにてPAVE THE WAYが開催された。
PAVE THE WAYは、次世代を担う若手ダンサーにフォーカスを当てたイベント。
今までは、イベントを通してダンサーをフックアップしていくことを目的に開催されていたが、今回からはラッパーなども出演し、DJ、ダンサー含めたクラブカルチャーをドライブしていくイベントとなった。

オープンと同時にTRRWのDJタイムが開始。続くDJは、SUNAOが回す。
MCはお馴染みGio Gio @giogiohcbtom が担当し、SHOT LIVEの1組目Double Upをステージに呼び込んだ。
Double Up @doubleup_official は、川崎出身の新進気鋭、02世代のラッパー。
Yuu @044_yuu とJETSKI @jetskivoom の2人が、「川崎の南の方から来ました、Double Upです」と自己紹介を行い、メロディアスなフローとスキルフルなラップで魅せる。
地元をレペゼンする楽曲などを次々に披露した。

次のアーティストは、EP『江戸川』をリリースしたばかりのRUNE999（ルネ）@_rune999_ が、自身のクルー”RiverSideHouse”のメンバーでもある、Eddy Armadaやagreeらと共に登場。
1曲目はagreeの『alcohol』を披露し、2曲目にはRUNE999の地元の先輩であり、フッドスターであるZORNの『Rep』をサンプリングした楽曲を歌い、意表を突く楽曲にオーディエンスも盛り上がった。
続く3曲目ではMVとしてもリリースされた『あと少し』を歌い上げる。　

1部ショーケースが開始し、Yuuka + Nahoのショーケースからスタート。

MFSの楽曲を使ったクールなHIPHOPダンスから、 DJ CHARI & DJ TATSUKI『Dance On Me (feat. Young Dalu, OSAMI, Night Flow Mike & Hideyoshi)』に曲が変わるとエモーションなダンスを見せ、ふたたびLEXのERiCA (feat. SANTAWORLDVIEW & Hezron)で軽快なダンスを、そしてTeN『Your Flavor』でセクシーなR＆Bを魅せるなど、緩急のついた濃厚なダンスショーケースを披露。

MJ from VENUSは、二人のイニシャルとマイケル・ジャクソンをかけて、マイケル・ジャクソンをテーマにしたショーケースを披露。

毎度、コンセプトに合わせた衣装でも楽しませてくれるVENUSだが、今回も気合が伝わってくる印象的なスタイルで登場。『Smooth criminal (Sped up)』に変わると、ジャケットを脱ぎタンクトップ姿に衣装チェンジ。他にも『Toxic Beating(feat. Michael Jackson & Britney Spears)』などの曲を使い、パワフルでセクシーなダンスショーケースを披露した。

Reflessとして活動する、ChihayaとNotchiが登場。

スヌープ・ドッグ『3’s Company (feat. Chris Brown & O.T. Genasis)』やDJ KAYY『T-Raww』、Ne-Yo & ファボラス『Link Up (Remix)』など硬派な選曲で、滑らかな動きとグルーヴ感を見せつつ、それぞれの良さが引き立つ構成でフロアを盛り上げた。

ドープな世界観を纏うALC SLIMEがFlowdan, リル・ベイビー & スクリレックス『Pepper』の楽曲で
登場し、Moneybagg Yo『Shottas (Lala)』やフューチャー, Metro Boomin & ケンドリック・ラマー『Like That』などでクールなHIPHOPダンスを見せ、モジー & CMG The Label『Broad Day (feat. Rich Homie Quan)』ではエモーショナルなダンスを披露。

BLOW OFFは衣装のパーカーをうまく使い、トラヴィス・スコット『FE!N (feat. Playboi Carti)』シティ・ガール『Work For It』、morlack『Chinchilla』などの楽曲でかっこいいクールなHIPHOPを見せ、Amaarae『Angels in Tibet』の楽曲に合わせてパーカーを脱ぎ捨て、セクシーなスタイルでパッション溢れるダンスを披露した。

Waznは人数を生かしたパワフルさや、息ぴったりのフォーメーションで多くの展開を作った。
SaweetieのTap In (feat. Post Malone, DaBaby & Jack Harlow)、T-ペイン『Spooky Shreds』、トラヴィス・バーカー『Let’s Go (feat. Yelawolf, Twista, Busta Rhymes & Lil Jon)』などの楽曲をつかい、クール/な音ハメやパッションあふれるダンスでフロアを魅了した。

MAO+MASAKI+Ryuji+Taito+TOMOYAは、DJ CHARI & DJ TATSUKI『Right Now (feat. KEIJU & YZERR)』のエモーショナルな楽曲を贅沢に1曲使いし、低音に合わせて心地よいヒットを打ったり、歌詞をダンスに落とし込み、グルーヴ感で見せる大人なダンスを披露。手数の多いダンスもクリアに表現し、スキルを見せつけた。

「急遽、緊急参戦が決まった、誰もが知ってるこのチーム！」とMC GioGioが呼び込むと、J.R.B.Y.が登場。

メンバーそれぞれが、多方面のフィールドで大活躍中のJ.R.B.Y.からY,SYOGO CHILLL,Daikiの3名のダンスショーケースとなった。（メンバーのMizukiはこのあとのショーケースで登場。）
KANDYTOWN『You Came Back (feat. KEIJU, IO, Holly Q & Gottz)』の楽曲とともに登場すると、大歓声が上がり、人気の高さが伺える。DJ TATSUKI『City of Dreams (feat. IO & MonyHorse)』といった
フレッシュな楽曲使いも含め、緩急のついたダンスなども盛り上げどころを熟知している彼らだからこそできる技ではないだろうか。J.R.B.Y.の魅力はそのまま、更にパワーアップした彼らをまた見ることが出来た。

Yastaka+HaNa+Mizuki+MiU+HARUTOでも登場とともにフロアから大歓声があがり、エイサップ・ロッキー『Tony Tone』やQuality Control & ミーゴス『Stripper Bowl』などを使いそれぞれのキャラが立ったダンスを見せてくれた。

1部ダンスショーケースを終え、PAY MASTER JのDJタイムで、思い思いに楽しむフロア。

2部はBLAST FORCEからスタート。

Connor Price & Zensery『Drop』やM.O.P『Ante Up (Remix – Radio Version)』、Dudey Lo Dee『Hood Revolution』、Kenzoo『New Revolution (feat. Erocc)』を使い、ダイナミックでコミカルな動きとストーリー性のあるショーケースを披露。アクロバット要素も混ぜ込み、フロアが沸く。海外のお客さんも刺さっていたようで、声援を送る姿が印象的であった。

続くチームは、NOAH Squadが登場。

スクリレックス, Flowdan, ビーム & PEEKABOO『Hydrate』やBluez Brothaz, T-ペイン & Young Cash『Biggest Booty』、ノトーリアス・B.I.G.『Spit Your Game (Remix) [feat. Twista, Bone Thugs-N-Harmony, & 8Ball & MJG] 』などを使い、バイブス全開のダンスを披露。手拍子なども取り入れた盛り上げる振り付けで、迫力のあるショーケースで魅せた。

Kazuki N+TAKUYA+TOMOYA+YU-TA+Kentaroは、ブライソン・ティラー『Sorrows』やトラヴィス・スコット『SICKO MODE』、DJ JAY MAMI『Yass Bish』などを使い、セクシーさとパワフルさを兼ね備えたクールなダンスを繰り広げ、男らしいショーケースを披露。

次は打って変わって、ガールズチームの登場！

あいちょん&Minagi&Miho&LIO&MikuHeNe&KAR!N&arisa&HINA&Tmiho&Rikoが登場すると、黄色い歓声が上がる。

Teriyaki Boyz『Tokyo Drift (Kolya Funk & Shnaps)』やBelaxs, rolls & カリスト『Rich Brian Tokyo Drift Freestyle』、Belaxs, rolls & カリスト『Anarchy Tokyo Drift Freestyle』などの楽曲を疾走感ある繋ぎ方のTokyo DriftメドレーでTOKYO GALをレペゼンするような華やかなショーケースを披露。バイブス全開の
媚びないセクシーさがかっこよく可愛い世界観で魅了する。

ショーケースのラストを飾るのは、YFac.の、スーパーカップリングショーケース！

TYGA『SWISH』やタイラー・ザ・クリエイター『JUGGERNAUT (feat. Lil Uzi Vert & Pharrell Williams)』などを使い、最後に相応しい貫禄のあるスキルフルで、センス溢れるダンスを披露した。

MC Gio Gioが「皆様お待ちかね、スーパースペシャルゲスト！ダンスシーンに縁のあるゲストを呼んでおります。今夜、一夜限りのスペシャルショーケース」と声高らかに呼び込みを行い、$HOR1 WINBOY @shori_winboy が登場。

$HOR1 WINBOYは、トップクラスのダンサー・振付師としても知られており、ダンスカルチャー出身の滋賀県出身の男性ラッパー。
「What’s up!調子はどう！」とフロアに語りかける$HOR1 WINBOYは、『Thank You』や『Go Go Star』『Rock Star (feat. Yuzion)』などを、ダンサーならではのグルーヴ感、リズム感を活かすようなパフォーマンスを続々と披露。

『POW POW!!!』ではペットボトルの水をフロアに掛けたり、ステージの縁ギリギリでオーディエンスの至近距離で歌うなどし、ステージはヒートアップしていく。Billy Laurent『CHODAI (feat. VILLSHANA & $HOR1 WINBOY)』ではオーディエンスとコールアンドレスポンスで一体感が生まれていた。

「次はちょっと落ち着いて体揺らしながら、好きなように踊ってみてください」と語ると『Message (feat. PLUMA)』を情感たっぷりに歌い上げ、オーディエンスは手を振って応えた。
竹内唯人『MIRAI (feat. $HOR1 WINBOY)』のサビで手を振り、飛び跳ね、熱気を増していくフロアに「次は俺とAile The Shotaと、Leo、Yastakaとのコラボ見に来たんやろ？しかも初披露！皆、いける！？」と話すと、Leo @leomunakata とYastaka @__yastaka__ が登場し、初披露となるAile The Shotaと$HOR1 WINBOYのコラボ楽曲をLeoとYastakaによるスペシャルダンスセットで披露した。

LeoとYastakaは歌詞をダンスに落とし込み、表現の幅を広げ、滑らかでキレのあるダンスを魅せる。
そこから二人のダンスが感情を爆発させるようなもの変わると、Aile The Shota @lethe_shota が登場し、甘く伸びやかな声で歌い始める。

贅沢なコラボレーションにフロアから歓声が上がり、4人全員で踊る一幕も。プロデューサー／DJのYohji Igarashiプロデュースのエクスペリメンタルなダンス・チューン『Pandora』やSKY-HIとのフィーチャリング楽曲『J-POPSTAR』を披露していく。

「渋谷でライブすると言ったら、出たいと言ったアーティストが居たから、呼ぶね」というと、Js Morgan @jsmorgan__jp が登場し、『Surfing (feat. Aile The Shota)』を披露。LUKA @lukasicksoldier とRyuta Kuriki @ryutakuriki がステージ横から引っ張り出され一緒にパフォーマンスした。

Aile The Shotaが「HARLEMでライブできるの幸せ！今年、ダンスにルーツがあるアーティスト達と曲を作って、EPを出すので聞いてください」と語り、「ダンサーの皆ならノッてくれますか？！」とフロアに問いかけ、Maddy Somaとのフィーチャリング曲を披露。
疾走感のある爽やかなジャージークラブのトラックにAile The Shotaの伸びやかな優しい声が重なり優しく包むこむ。
その後、藤田織也との楽曲もしっとりと歌い上げた。
「ダンスは好きですか？俺もめっちゃ好きです。俺もダンスで人生変わった人間だから」と語り、来年の3月に開催される東京ガーデンシアターでのワンマンと、夏から始まるツアーについてなどを告知。
「変わらず、このダンスカルチャーを大事にして、でかい景色を一緒に見ましょう！ぶちあがりましょう」とダンサー達を鼓舞する一幕も見られた。
”月曜から夜更かし”をテーマに作ったという楽曲では、GANMIのSota @sota_ganmiとkooouya @kooouya_ganmi がシークレットゲストとして登場。GANMIらしいキャッチーな振り付けに、フロアが沸く。

再度LeoとYastakaを順番に呼び込み、『AURORA TOKIO』を披露。サビではオーディエンスは手を上げ揺れ、最高潮の盛り上がりを見せた。

Aile The Shotaは「ありがとう、PAVE THE WAY！日本のダンスシーンをこれからも一緒にぶち上げましょう！」と語りかけ、ダンサーたちの心を掴んでスタージから降りていく。
パーティーはその後も、HIJIRI-XやYUKISS、SUNAOなどのDJによる音楽で盛り上がりを見せた。